講演題目・特別企画一覧 (2024/11/21版)

【特別講演】

○ MBDとデータ駆動型制御による「地方大学×地域企業」の産学連携モデル
  -産学連携のWin-Winな関係を目指して-

  • 山本 透 先生(広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授)

【特別企画】

【1】産官学による「自動車×MBD×人材育成」

  コーディネータ:長沼 要(金沢工業大学)

本企画では,これまでMBDを積極的に活用してきた自動車業界に焦点を当て,モデル活用の事例について紹介いただくとともに,それぞれの立場から,今後のMBDにおいて求められる人材像について議論を行う.

  • 熱交換器のMBD設計プラットフォームの開発と人材育成

      平田和暉(金沢工業大学),有本志峰(日立Astemo),福江高志(金沢工業大学)

    熱交換器は最終製品の熱制御を支配する重要な因子である一方,最終製品の仕様から要求される様々な制約で,単純な性能最大化を目標にした設計が困難になった.そこで,MBDを軸とした多様な設計の実現可能性を探るなかで,横断型の人材育成に寄与している内容について報告する.

  • 次世代パワートレインとしての新技術可能性検討におけるMBDの活用

      良知 聖淳(金沢工業大学)
      平谷 康治(日産自動車株式会社 カスタマーパフォーマンス&車両性能技術開発本部 主担)
      長沼 要(金沢工業大学)

    カーボンニュートラルを実現するため,次世代パワートレインは多様性が求められる。その実現可能性を含めた性能調査・検証にMBDはとても有効と考えられる。その事例紹介と今後の広がりを産学の立場から議論する。
  • 産総研エンジン・車両シミュレーションモデルを活用した国研としての取り組み

      水嶋 教文(産業技術総合研究所)

    産総研ではModelica言語により独自のエンジン・車両シミュレーションモデルを開発し,外部連携に活用している.外部連携においてどのようにモデルを活用しているか,国研ならではの取り組みを紹介する.
  • MBDに基づくコンセプト設計からその実装まで ~パーソナルフィット制御を題材として~

      脇谷 伸(広島大学),宮腰 穂(広島大学/マツダ),槇野 泰大(広島大学)

    産学で研究を進めているパーソナルフィット制御系の構築において,モデルが果たした役割について紹介する.具体的には,学側のコンセプト提案において1Dモデルを活用し,ドライビングシミュレータによって,実装可能なパーソナルフィット制御系を実現した.

  • ひろしまデジタルイノベーションセンターにおける地域企業へのMBD活用支援について

      安藤 誠一(ひろしま産業振興機構・ひろしまデジタルイノベーションセンター)

    当センターではエンジニアの3D-CAEも活用したMBDスキルの向上のため、地域の支援機関と連携して様々なニーズに合わせた研修および実践の場を提供している。その活動内容について紹介する。

【2】1DCAE・MBDの本質を考えるパネルディスカッション


【3】広島地域における地域創生ものづくり×1DCAE・MBD

  コーディネータ:脇谷 伸(広島大学)

広島大学デジタルものづくり教育研究センターでは,「スマートMBD技術懇話会」が発足され,モデルとデータの融合による新しいシステム開発について議論を行っている.本セッションでは,技術懇話会で取りまとめを行ったスマートMBDの基本コンセプトを紹介するとともに当該コンセプトに基づく研究事例について報告する.

・ スマートMBDアプローチに基づく油圧ショベルの階層型制御
    岸 啓(コベルコ建機),吉田 翔太(コベルコ建機),小岩井 一茂(コベルコ建機),
    脇谷 伸(広島大学),山本 透(広島大学)

・ スマートMBDアプローチに基づく階層型制御系のためのGMV補償器の設計とその適用
    菅原 貴弘(広島大学),脇谷 伸(広島大学),山本 透(広島大学),
    落岩 崇(日本製鋼所),富山 秀樹(日本製鋼所)

・ モデルとデータを融合したパーソナルフィット制御系の一設計
    槇野 泰大(広島大学),宮腰 穗(広島大学),脇谷 伸(広島大学),
    山本 透(広島大学),森重 智年(マツダ),矢野 康英(マツダ)


【一般講演】

  • Krylov部分空間法によるモデル低次元化技術を用いたモータ・インバータシステムのNV解析高速化
      〇古森 健吾(三菱電機),今枝 隆之介(三菱電機),徐 毅強(三菱電機),
       山本 顕哲(三菱電機),宇佐美 太一(三菱電機),山根 甲彰(三菱電機)

  • EMSおよび受熱による影響に配慮したVHDL-AMS記述によるゲートドライバーモデルの開発
      〇瀧澤 登(フリーコンサルタント)

  • 機能設計変換手法を用いたMBDシステム設計
      〇齊藤 智明(電通総研),石井 英隆(電通総研)

  • OpenModelicaを用いたスイング圧縮機シミュレーションモデルの精度評価手法
      〇秦泉寺 佑樹(ダイキン工業株式会社),川畑 真一(ダイキン工業株式会社),
       西村 公佑(ダイキン工業株式会社)

  • 分布を含む現象の1D-CAE要素化技術の検討
      〇市村 純一(放送大学/ニュートンワークス株式会社),
       脇本 佑紀(ニュートンワークス株式会社)

  • データ同化を用いたマルチフィデリティ最適化〜1D3DCAE連携〜
      〇片山 達也,川畑 真一,秦泉寺 佑樹

  • OpenModelicaを使った旋回クレーンの軌道制御
      〇吉田 史郎(湘南技術開発)

  • 脈動流による伝熱促進の回帰学習によるモデル化手法の提案
      〇小林 大希(金沢工業大学),福江 高志(金沢工業大学),脇谷 伸(広島大学)

  • 熱流体抵抗網を応用した逆解析によるフィンヒートシンクの性能モデル式の構築手法に関する検討
      〇能登 優年(金沢工業大学),福江 高志(金沢工業大学)

  • 設計初期段階における設計者の意思決定支援手法 ―設計空間情報の可視化による制約条件の設定―
      〇縄 太陽(明治大学),池本 駿汰(明治大学),樹神 信之介(明治大学大学院),
       島田 好章(明治大学大学院),近藤 秀一(マツダ株式会社),
       平松 繁喜(マツダ株式会社),福井 誠志(マツダ株式会社),
       宇根崎 弘(マツダ株式会社),波多野 崇(マツダ株式会社),
       畑中 拓(マツダ株式会社),青山 和浩(東京大学),井上 全人(明治大学)

  • 設計情報の可視化による設計空間の探索支援手法
      〇池本 駿汰(明治大学),縄 太陽(明治大学),樹神 信之介(明治大学大学院),
       島田 好章(明治大学大学院),近藤 秀一(マツダ株式会社),
       平松 繁喜(マツダ株式会社),福井 誠志(マツダ株式会社),
       宇根崎 弘(マツダ株式会社),波多野 崇(マツダ株式会社),
       畑中 拓(マツダ株式会社),青山 和浩(東京大学),井上 全人(明治大学)

  • モデル流通が求められる時代における製品開発と1DCAEのあるべき姿
      〇片山 寛之(ニュートンワークス株式会社)

  • 動特性シミュレーションによるSOFCセルスタックの状態量分布解析
      〇鈴木 晃純(電力中央研究所),今林 拓海(電力中央研究所),浅野 浩一(電力中央研究所)

  • MATLAB/Simulink・Modelicaなどのシステムモデリング(モータ制御系・熱系)
      〇堀 隆夫(株式会社IDAJ)

  • 機械学習と1Dシミュレーションを活用したパワーエレクトロニクス設計
      〇池田 公輔 (アルテアエンジニアリング株式会社),
       Albert Dunford (Altair Engineering, Inc.),Allen Gee Jacob (Altair Engineering, Inc.),
       Nikos Dimitrakopoulos (Altair Engineering, Ltd.),
       Spiros Foivos Mallios (Altair Engineering, Ltd.),
       Orestis Giagkas – Beltratis (Altair Engineering, Ltd.)


【企業展示】(10/21現在)

  • ニュートンワークス株式会社
  • 株式会社IDAJ
  • 公財)ひろしま産業振興機構
  • Maplesoft Japan 株式会社
  • エムアイエス株式会社
  • アルテアエンジニアリング株式会社